帯状疱疹ワクチンの実施について（50歳以上の方）

  帯状疱疹（たいじょうほうしん）は、水痘（すいとう）・帯状疱疹ウイルスによって皮膚の痛みや発疹などが起こる病気です。

 帯状疱疹を引き起こすウイルスは、水ぼうそうの原因となるウイルスと同じで、初めて感染したときには水ぼうそうとして発症し、治った後も体内に残ります。普段は免疫によって抑えられているため症状は現れませんが、加齢や疲れなどで免疫が弱まるとウイルスが再び活動し始め、帯状疱疹を発症します。

 帯状疱疹は50歳以上の人に多く発症するため、50歳以上の人は帯状疱疹ワクチンの接種対象とされています。接種することで発症の予防効果や、発症した場合の症状を軽くする効果が期待できます。

【実施日】
月曜日から金曜日（内科診療日）※祝日を除く

【実施時間】
月曜日及び火曜日（午前）9時から11時30分まで・（午後）13時30分から16時30分まで
水曜日から金曜日（午前）9時から11時30分まで

実施日の1週間前までにお電話でご予約ください。

【予約電話番号】
0158-82-2310（国保病院）

【予約受付時間】
8時30分から17時15分（平日のみ）

50歳以上で、水痘（水ぼうそう）に罹患したことがある方
※水痘に罹患したことがない方は、体内に水痘ウイルスが潜伏することはないので、帯状疱疹予防のためのワクチン接種は必要ありません。

 乾燥弱毒性水痘ワクチン「ビケン」（生ワクチン）

【回数および摂取量】
　1回（0.5ml）

 8,330円（1回）
※任意接種のため全額自己負担となります

 以下に該当する方は帯状疱疹（水痘）ワクチンを接種することができません。

• 明らかに発熱（37.5℃以上）している
• 重篤な急性疾患（胃腸炎など）にかかっている
• 水痘・水疱瘡を予防するワクチンに含まれる成分で過去にアナフィラキシーショック（じんましん、呼吸困難、口唇のまわりの腫れなど）を起こしたことがある
• 妊娠している
• 先天性及び後天性免疫不全の方（白血病、リンパ腫、HIVなど）
• 副腎皮質ステロイド剤や免疫抑制剤などの治療を受けており、明らかに免疫抑制状態の方
• 27日以内に他の生ワクチン（麻疹・風疹ワクチンなど）を接種した
• 2週間以内に新型コロナウイルスワクチンを接種した 

 ワクチンを接種した後は、30分病院内で待機するようお願いいたします。

• 摂取した部位の腫れや痛み、発赤
• 倦怠感など

これらの症状は数日で治まることがほとんどです。
症状が重い場合や、改善されない場合は国保病院までご連絡ください。