沙留中学校 校舎棟及び屋体棟の
耐震診断結果について
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平成21年度に実施した沙留中学校校舎棟及び屋体棟の耐震診断結果についてお知らせいたします。 |
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耐震診断とは、旧来の建築基準法に基づいて設計施工された建物(昭和56年以前の建築物をいいます。)が、新耐震設計法と同等以上の耐震性を有するかを判定するものです。
地震の規模が震度6強〜7の大地震が発生した時の建物の耐震性を判定します。
文部科学省では、構造耐震判定指標を0.7としており、この値を超えるIs数値であれば耐震性能上の基準を満たしているものと判断されております。 |
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1.沙留中学校 校舎棟 |
【昭和45年建設 RC造(鉄筋コンクリート)】 |
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校舎棟の構造は、鉄筋コンクリート造で比較的良好な状況であることが確認されましたが、1階部分の梁間方向が構造耐震指標Is値0.62で耐震性が弱く、「補強工事が必要である」と判定されました。 |
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2.沙留中学校 屋体棟 |
【昭和47年建設 S造(鉄骨)】 |
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体育館の構造は鉄骨造りで、建築方式にトラス構造を採用しておりますが、梁間方向の耐震強度はあるものの、長手方向の強度が構造耐震指標Is値0.39で耐震性が弱いと判断されました。
体育館の補強については、屋根及び外壁をはずさなければならず、技術的に耐震補強工事は困難であり、実質建替えが必要となっています。 |
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<トラス構造>
荷重を分散するために力学的に追求された三角形の網目状の構造が特徴で、1点に加わった荷重を構面全体で分散負担し、鉛直荷重を支えると同時に水平荷重にも強く、細い鉄骨を結合版でつなぎ合わせてユニット化されているので、見た目が美しく、一般鉄骨のような重圧感がない。残響音を軽減する音響的効果もある。 |
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<興部町教育委員会 管理課 総務学校係>
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